みなさん、こんにちは!少し、久しぶりの更新となりましたが、英語学習は進んでいますか。
いつもは、洋書や広告、記事などから、使える英語表現や文法のことなどを紹介していますが、今回は、BBCの The Food Chainというポッドキャストの番組から使える英語表現をご紹介したいと思います。名前が表している通り、隔週で、食にまつわる色々なテーマに沿って、その分野のエキスパートの人たちやそこで働いている人たちへのインタビューなどが盛り込まれている番組で、私は、家の用事をする時などに、時々聴いて楽しんでいます。今回ご紹介するのは、2026年1月29日に更新された"Fermented foods: A beginner's guide" からの一節です。(今回ご紹介する箇所は、本編の2:20くらいから始まります)
ところで、Fermented foods/foodと言えば、当教室のレッスンで色々な記事をお読み頂いている生徒の皆さんには、お馴染みの、「発酵食品」のことです。
番組では、"a fermentation revivalist(発酵復興論者)"として活動されている、The Art of Fermentationという本の著者であるサンダー・エリックス・キャッツさんのインタビューが紹介されています。
今では、アメリカ発酵界の第一人者として知られている彼が、どのようにして発酵に興味を持ったのか、その経緯について、インタビューの初めで触れられているのですが、その内容が、面白いなと思いましたので、ご紹介します。
ここからインタビューの引用です📖
(サンダー・キャッツさんが、名前と職業について簡単な自己紹介を行った後に続けて話されている内容です)
前後の流れと知っている単語を手掛かりに、どのようなことが書かれているか想像しながら、お読み下さい。
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You know, at age 30, I moved from New York City where I was born and raised to rural Tennessee, and I started gardening. You know, I was such a naive city kid, it had never occured to me that all of the cabbages are ready at the same time. All of the radishes are ready at the same time. So, the first season that I was gardening, you know, I was like, what do we do with all these cabbages all at once? And I realized like, oh, sauerkraut, which I'd always loved, had something to do with preserving cabbages. That's really when my full on obsession with all things fermented kicked in.
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引用元:BBC Audio The Food Chain Fermented fods: A bigginer's guide サンダー・キャッツ氏のインタビュー
さて、いかがでしょう。
ところどころに、難しい表現があったかもしれませんが、キャッツさんが、発酵に目覚めたきっかけがどのようなことだったか、読み取れましたか?
そのきっかけは、ガーデニング(家庭菜園)をするようになって、キャッツさんが、初めて知ったことに由来しています。
キャッツさんが初めて知ったこと、というのが、こちらです。
"All of the cabbages are ready at the same time"
”All of the radishes are ready at the same time.”
ところで、この2つの文章は、どういう意味でしょうか。
"ready"は、『準備が出来ている状態』を表します。
Dinner is ready.と言えば、 「夕飯が出来ました」→もう食べられる状態
Tea is ready. と言えば、「お茶が入りました」→もう飲める状態
I am ready.と言えば、「私は準備ができました」→もう何か*を始められる状態。
*I am ready. と言った時、「何の準備が出来ているか」その内容は、文脈で決まります。
例えば、"I'm ready to go out.”と言えば、「(私は)出かける準備ができた」
"I'm ready to take the test."と言えば、「(私は)そのテストを受ける準備ができた」
まだ準備が出来ていない時は、否定文にして、"I'm not ready to take the test.”「(私は)そのテストを受ける準備がまだ出来ていない。」となります。
readyについては、こちらの記事でも紹介しています。
絶妙な受け答え?!”Always.” -PIE by Sarah Weeks よりー
キャッツさんの言葉から、少し離れてきましたが、キャッツさんがインタビューの中で話していたのは、次のことでした。
"it had never occured to me that all of the cabbages are ready at the same time"
※it had never occured to me that 【主語】+[動詞]で、 【主語】が[動詞]だということを考えたことがなかった(思い浮かばなかった)というような意味です。
考えたことがない(思い浮かばなかった)と言うことは、そのことについて知ったのは、初めてということになります。
家庭菜園を始めて、キャッツさんが野菜について初めて知ったことが、"All of the cabbages are ready at the same time"ということでした。
キャベツが準備ができた状態とは?
キャベツが準備ができた状態とは、いったいどういう状態か?というと、もう食べられる状態、つまり、収穫できる状態です。
しかも、"all of the cabbages”が"at the same time"(同時に)!!
まとめて訳すと、『植えたキャベツが、一斉に収穫の時期を迎える』ということです。
”All of the radishes are ready at the same time.”
ラディッシュも、植えたら、キャベツと同じように、一斉に育ってきます。
数日では、とても食べきれない量のキャベツが出来上がったのを見た時に、キャッツさんは、
” what do we do with all these cabbages all at once?”
と、沢山キャベツを収穫出来たことへの喜びと同時に、こんなにたくさん、どうしよう...と困ってしまいます。
その次の瞬間、次のことが閃きます。
”And I realized like, oh, sauerkraut, which I'd always loved, had something to do with preserving cabbages. ”
「そうだ!大好物のザワークラウトを作ればいいんだ!あれは、キャベツを保存する方法だったはず!」と気が付いて、キャッツさんは、そこから発酵食品の世界へと惹かれていったそうです。
☆今回のお勧め表現☆ 収穫時期を表すready
キャッツさんがインタビューの中で言っていた"All of cabbages are ready at the same time."という表現にあった、readyですが、『何の』準備が出来ている状態かを具体的に表すと、『収穫』の準備ができた状態ですので、toを使って表すと、次のようになります。
All of cabbages are ready to harvest at the same time.
他にも、例を考えてみます。
「キュウリが収穫の時期を迎えた」は、
Cucumbers are ready to harvest.
「トマトが収穫の時期を迎えた」は、
Tomatoes are ready to harvest.
※"harvest "の代わりに"pick"(摘む)も使えます。いずれも受動態にして、to be harvested/to be pickedの形でも使われます。
「なすびが収穫の時期を迎えた」は、
Eggplants are ready to pick. / Eggplants are ready to be picked.
『いつ収穫できますか』と言いたい時は、Whenから始まる疑問文にして、
When will ~ be ready (to harvest)?と言うといいです。
例えば、「ピーマンは、いつ収穫できますか」は、
When will green peppers be ready to harvest?
英語の意味は文脈で決まりますので、今回のように、野菜を育てている話の中で、”When will green peppers be ready?”と言うと「ピーマンがいつ収穫できるか」となりますが、料理中に、"When will green peppers be ready?"と言うと、「ピーマンは、どのくらいしたら食べられる状態になるか(調理ができた状態になるか/火が通るか)」という話にもなります。英語も、奥が深いですね!
『発酵食品』の話、次回も続きます。お楽しみに!
ザワークラウト*の話のところに登場していた、”sauerkraut had something to do with preserving cabbages.という文章に使われている"have something to do with”の表現もお勧めです。
こちらの表現については、note:ゆっくりハリーポッター(15)の中で、ご紹介しています。詳しくは、そちらをご覧下さい♪
下記、クリックして頂きましたら、お読み頂けます。
ゆっくりハリーポッターChapter One (15)「~に関係がない」と「~に関係がある」の表現
*ザワークラウトは、ドイツの伝統的なキャベツの発酵食品です。


今回ご紹介したポッドキャストはこちらです。
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